カッパドキア

自然現象が生んだ広大なランドスケープ・・・カッパドキアはトルコのなかでも是非訪れたい中央アナトリアの不思議の国。
約3000万年前にカッパドキアの周辺にある3つの火山(エルジエス、ハサン、メレンディズ)が爆発、ユルギュップ高原は火山灰や泥に覆われた。火山灰は時がたつにつれ柔らかい凝灰岩となり、侵食を重ねるうちにぺリバジャラル(妖精の煙突)と呼ばれる奇岩群や様々な形をした谷が形成された。
カッパドキアの見どころを網羅しそのスケールを感じるためにも、最低2日の滞在が必要。

ネヴィシェヒル

カッパドキアへ向かうバスは必ずネヴシェヒルを通るなど、交通の便はよいが町の中にカッパドキアらしい風景は見当たらない。
ネヴシェヒルの南東には小さなムシュカラという村があるが、アフメット3世時代の宰相だったダーマート・イブラーヒム・パシャはこの村の出身だった。彼はイスタンブルで一財を築くために故郷を離れ、トプカプ宮殿で昇進したのちスルタンの娘と結婚、13代の宰相となった(ダーマートとは婿の意)。彼が故郷のネヴシェヒルに建てたダーマート・イブラーヒムパシャ・ジャーミィ(1726年)は今もこの町に残っている。周辺には一緒に建てられたイスラーム修道院や現在も使用されているハマムがある。 ネヴシェヒル博物館ではフリギア王国やビザンツ帝国時代の出土品などがわかりやすく展示されている。
また3、4世紀のテラコッタ製の石棺などもある。月曜は休刊日。
ユルギュップ
ホテル、お土産店、レストランやカフェなどがカッパドキア地方で最も充実している町。1923年のトルコ・ギリシャ間の住民交換まで、ユルギュップの住民はほとんどがギリシャ人だった。町にはいまだにギリシャ風の美しい建物が改築されホテルや公共機関として使われている。洞窟ホテルのほとんどもユルギュップにある。
ユルギュップの旧市街には13世紀に建てられたケビル・ジャーミィがある。この付近には700メートルのトンネルがあり、トンネルを抜けるとユルギュップとその周辺が一望できるバルコニーがある。ここからさらに坂を上ると、以前隠遁者が住んでいた洞窟(現在は貯蔵庫)が見え、テメンニ(トルコ語で願いの意味)と呼ばれる公園がある。ここにはセルジューク朝時代のクルチュアスラン4世の霊廟(1268年建立)と現在カフェとなっているイスラーム修道院がある。
ユルギュップにはこの付近で発掘された先史時代のセラミックや装飾品などが展示されている博物館がある。展示品の説明はきちんと表示されていないが、その代わりに博物館の係りの人が丁寧に説明してくれる。
お土産店はジュムフリエット広場からカイセリ通りに並んでいる。掘り出し物のアンティークなどもイスタンブルに比べると案外見つけやすいかもしれない。またカッパドキア産ワインも試飲しながら選ぶことができる。
コンヤ

トルコのなかでも最も保守的な町といわれるコンヤは、かつてセルジューク朝の首都であったとともに、イスラーム神秘主義(スーフィズム)の重要な巡礼地。
メヴレヴィー派の創始者でありイスラーム哲学・思想にも多大な影響を与えたメヴラーナ・ジェラーレッディン・ルーミィーは故郷ホラサーン地方からコンヤへと定住し、彼の霊廟は現在メヴラーナ博物館として公開されている。デルヴィーシュ(イスラーム神秘主義僧)によるセマー(イスラーム神秘主義の回転舞踊)は、毎年12月コンヤで催される「メヴラーナ週」で鑑賞することができる。
