
5000年の歴史と10億人を超える人々。
その長い歴史の中で、今に残る数々の世界遺産やインド独特の文化が人々の暮らしとともに育まれてきました。国土は日本の約10倍近くもあり、北には世界の屋根ヒマラヤ山脈がそびえ、西にはタール砂漠、中央にはデカン高原、南にはインド洋、ベンガル湾、アラビア海の3つの海に囲まれた悠久の大地が広がっています。そこに暮らす人たちも様々で、それぞれに個性が強い人間や集団がひしめき合い、いろいろな価値観や生き方を見せてくれます。インド国内には現在27箇所もの世界遺産が登録されています。
代表的なインド世界遺産にはムガル帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが妃のために22年の歳月を費やして建てた愛の記念碑、タージマハール、ヤムナー河沿いにそびえる赤砂岩の城、城壁内部には緑の中に宮殿が建ち並んでいるアグラ城がある。
またインド世界遺産であるカジュラホの寺院郡は寺院内部や外壁を埋め尽くす男女の官能的な彫刻は世界的にも有名である。西・南・東郡に別れた寺院郡は、西軍が最も大きく、主な寺院が集中しています。インドの南部には中央アジアや中国、日本の古代仏教壁画の源流となったアジャンタの色彩豊かな石窟寺院や、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の石窟寺院が大小併せて34窟ある壮大なエローラ石窟寺院が世界遺産に登録をされており、見ごたえがある。
インドの魅力は世界遺産だけではなく、多彩なお祭りも魅力がある。様々な民族や宗教の入り混じったインドでは、1年を通して数多くのお祭りが催されています。宗教的なものから、季節の移ろいを祝うもの、国をあげて盛大に執り行われるものや一部地域だけでひっそりと行われるものまで内容も多種多様である。お祭り以外にもインドの本場の味、文化も魅力的である。カレー、紅茶、ヨガ、アーユルヴェーダなどインドで生まれ世界に広がったものは数知れない。

ガンジス川
ヒマラヤ山脈の西端を水源にインド北部を横切り、バングラデシュからベンガル湾に流れ込む大河。
中流域には聖地が点在し、いにしえより“聖なる河”として信仰を集めてきた。なかでもワーラーナスィー(またはバナーラス、日本でベナレス)は、中流域の交通の要所にあたり、シバ神を祀る町として古くから栄えたヒンドゥー教の聖地である。市内のガンジス川岸にある沐浴場(ガート)は一般に開放されており、信者と観光客で賑わっている。また、輪廻転生の業から解放されるという教えから、ここで火葬した灰がガンジス川に流されることでも有名。

ベナレス
ウッタル・プラデーシュ州に属し、ガンジス川沿いに位置する都市。
この街の近くで、ヴァルナー川とアシー川がガンジス川に注ぐ。絹のサリー生産が代表的産業。近隣の都市としては、約50キロ南西のミルザープル、120キロ西のアラーハーバードなどが挙げられる。街の郊外には、釈迦が初めて説法を行ったサールナート(鹿野苑)がある。

サルナート
ブッダ・ガヤで悟りを得たブッダが、初めて説法をしたところ(初転法輪の地)。
木々の緑と手入れの行き届いた芝生が広がり、ブッダの初めての説法を聞いている5人の修行者と森の鹿たちが目に浮かぶようだ。ひときわ大きく目立つのが、6世紀につくられたダメーク・ストゥーパ。一部破壊されてはいるが、外側のきれいな模様は見ることができる。ほかにも、かつて多くの僧が修行をしていた僧院の跡やブッダが説法をした場所に建てられたストゥーパの跡が残っている。
今も参拝者が絶えない聖地のひとつである。
